種類別口臭対策

口臭で細菌が原因となる場合

人の持つ臭いはとても気になりますよね。その中でも口臭は特に気になりませんか?

ある企業の「人の臭い」に対する調査で、脇や足の臭い、汗臭さ、加齢臭、化粧品や香水などの臭いが気になるとの回答が多くみられました。

さらに、この中で自分の臭で一番気になるのは口臭、また、他人の臭いでも一番気になるのも口臭であるという結果も示されています。

ネットなどで口臭を検索すると「口から吐き出されるいやな臭い」等と表現されています。それでは口臭とはどの様にして発生して、どの様に対策を考えれば良いのでしょうか?

口臭は誰でも対策を立てて予防したいと思っています。特に営業職の方はとても気になると思いますし、注意しているのではないでしょうか。

自分の口臭は、自分ではなかなか分からないものです。しっかり予防対策しましょう。

口臭の多くは口腔内から発生するのです

そもそも、口臭はどこから発生するのでしょう。

これもある企業の調査ですが、口臭は胃の中から出てくると思うと回答した人が73.7%、口の中から出てくると思うと回答した人は78.1%、肺から出てくると思うと回答した人は21.5%でした。

しかし、実際には口臭は口腔つまり口の中から発生する臭いが全体の87%で、その他、肝臓、腎臓、消化器等の病気によるものや副鼻腔炎等が原因で発生するも臭いも10%程度あります。

多くの人は、口からも胃からも臭いが発生すると考えているようですが、そうではありません。

胃と口は食道で器官としてつながっていますが、胃の入り口である噴門部は食べ物が逆流しない様に普段は閉じた状態です。

健康な人であれば、ゲップでもしない限り、胃の臭いが口から出てくることはまずありません。

また、ニンニクやニラ等の臭いの強い食べ物やアルコールの臭いは、それらが消化や代謝物され血液中に入り、胃ではなく肺から出てきます。

ということで、口臭の原因の大半は、実は口の中にあるのです。

口臭の原因と細菌

口臭の原因はいくつかあります。その中でも注意しなければならない原因につい解説します。

朝起きた時の口臭や緊張した時に起こる口臭の様に口が乾いたときに発生する口臭は生理的口臭言います。

また、その他に臭いの強い食事、飲酒の影響による口臭、病気による影響、舌苔(ぜったい) による口臭などがあります。

ここではこの様な原因の中から、細菌が口臭の原因である、生理的口臭と舌苔(ぜったい) による口臭について説明します。

生理的口臭

生理的口臭の原因は口の中に存在する細菌によるものです。食べカスや口の粘膜などが剥離し、たんぱく質が歯垢や舌苔の中の細菌により分解されることにより口臭が発生します。

その臭いの原因物質は揮発性硫黄化合物VSCVolatile Sulfur Compounds)です。

これは、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドという3つの揮発性硫黄化合物で、それぞれ特有の臭いががありますが、その中でも硫化水素とメチルメルカプタンで約90%占め、これらのガスが混ざり合って、特に強い口臭になります。

これらVSCは口腔に300400種類もの細菌が存在する細菌の中でも嫌気性菌と言う細菌が原因となります。

嫌気性菌とは

嫌気性菌について少し説明します。これは生活するのに酸素を必要としない細菌のことです。

通常嫌気性菌は、酸素存在下でも生きていける通性嫌気性菌と、酸素があると死滅してしまう偏性嫌気性菌に分けられます。

それに対して好気性菌は酸素を必要とする細菌です。

特に歯周ポケットができるとこの中は酸素が非常に少ないので、嫌気性菌が好んで棲みつき、歯垢を作り口臭の原因となるVSCを発生させる細菌が定着し口臭の原因となる臭いを発生させます。

歯のブラッシング

それでは歯垢を除去するには適切なブラッシングが必要になります。

その際は、殺菌成分にくわえ、歯垢や舌苔をはがして分散させる機能のある洗浄成分(ポリリン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなど)が配合されたハミガキ剤を使用してブラシイングを行うと口臭を予防して、歯垢を除去するのに有効です。

舌苔(ぜったい) による口臭

さらに口臭の原因で細菌が関係するものに舌苔(ぜったい)があります。皆さんは、舌の表面に白いものが付着するのを経験したことがあると思います。

これは舌苔(ぜったい)と呼ばれているもので、VSC(揮発性硫黄化合物)の一種です。

当然の事ですが、歯垢と同じような嫌気性菌の固まりで、口臭の原因になります。

口臭の原因で60%を占めるともいわれていて、舌苔を掃除することで口臭も軽くなります。舌苔を除去しより良い口臭の予防に心掛けましょう。

舌のブラッシング

舌の清掃の方法としては、舌ブラシがあります。

タオルなどで清掃する方法もありますが、専用の舌ブラシを使うとより効果的です。

ハブラシは舌に対しては硬さがあるので、舌を傷つけてしまう恐れがあり不向きです。

細菌の影響による口臭の予防

生理的口臭の主な原因は口腔内の嫌気性菌とその塊である歯垢や舌苔が原因と記載しています。

従って生理的口臭を予防するためには、嫌気性菌を異常に増やさないで、歯垢などを取り除くような工夫が必要になります。

ここではどの様な、製品が口臭予防につながるのか説明します。

細菌を殺菌して歯垢を作るのを予防するためには、当然、殺菌効果のある成分が含まれるハミガキ剤や洗口剤がおすすめです。

ハミガキ剤では細菌を殺菌する成分でしかも安全性が高い、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、ラウロイルサルコシンナトリウムなどが配合されたハミガキ剤が効果あります。

口の中の細菌は時間とともに増殖してしまうので、殺菌効果が長時間持続するような、うがい薬を使うのも良いでしょう。

とくに、塩化ベンゼトニウムは殺菌力が高く、病院などでも昔から使用されています。

歯垢や舌苔を除去するには、適度なブラッシングが効果的です。

舌苔の清掃につきましては上記していますが、歯磨き剤は有効な成分にくわえ、「歯のブラッシング」でも記載していますが、歯垢取除く作用を持つポリリン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどが配合されたハミガキ歯の使用も一つの方法です。

最後に

嫌気性菌による口臭の原因は、VSC(揮発性硫黄化合物)です。この、VSC(揮発性硫黄化合物)を発生させる嫌気性菌は多くの種類があります。

嫌気性菌の説明でも記載しましたが、代表的な菌のひとつが「フゾバクテリウム ヌクレアタム」と言う細菌です。

この細菌は、口の中の常在菌つまり人の体に普通に存在する細菌で、多くの人に共通でありそれ自体は病原性を現わさない、つまりこの菌により病気になることはないです。

つまり口臭のリスクは、誰の口の中にもあるのです。